事業と組織を支える人材になって欲しい。急成長コンサルDOLBIXが選んだスキルアップ研修(ドルビックスコンサルティング様)

ドルビックスコンサルティング株式会社
社員数:165名 (2025年4月時点)
事業内容:顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援し全面的に推し進めるコンサルティングサービスの提供
住所:東京都中央区日本橋室町

設立以来、高成長を続ける総合系コンサルティングファーム、ドルビックスコンサルティング
会社の紹介と事業の状況を教えてください
取締役COO 武藤 覚 様:ドルビックスコンサルティングは、2021年1月に事業開始した丸紅グループのコンサルティング会社です。「日本発のDXを先導するファームになる」をビジョンに掲げ、総合商社の事業資産とテクノロジーを掛け合わせたコンサルティングを提供しています。
総合系コンサルティングファームとして経営戦略やM&Aなどを含めお客様の幅広い課題に対応していますが、直近ではDXやITに関わるプロジェクトが7割ほどとなっています。おかげさまで設立以来、高い成長率を維持しており、来年にはさらなる人員拡大を予定しています。

定常業務は問題なし。課題は非定型業務への対応力のバラツキ
スキルアップ研修が必要と考えるようになった背景を教えてください
武藤 様:今後も高成長を維持していく経営方針を踏まえ、業務量の増加に備えて、これまで少数精鋭体制で運営してきたコーポレート部門を増強しています。
コーポレート部門メンバーに期待していることは大きく2つあります。
1つは、各メンバーが担当する定常業務をしっかり運営すること。当たり前ではありますが、ここがベースになります。その上で、もう1つ期待していることは、組織課題を解決するための施策や企画を推進していくことです。
中途採用メンバーが多いので、定常業務を実行・運営する経験とスキルは十分あります。一方で、施策や企画といった非定型的な活動を推進していくスキルについては、メンバー間にバラツキを感じていました。
今後増えていくであろう組織課題を解決するための活動や施策に自律的に取り組めるようになるためには、コーポレート本部メンバーのレベルアップが必要と考えました。
定例会議によるフォローと進捗管理は、これまでどおり継続していく予定なので、コンサルティングやコーチング型の支援ではなく、研修という形でのスキル強化を検討しました。
選定で重視したポイントは、実践的でわかりやすい内容
今回の研修内容を決める上で重視したのは、どのような点でしたか?
執行役員コーポレート本部長 兼 事業開発本部長 永田 真隆 様:施策や企画といった非定型業務を推進するために必要なスキルとして、「プロジェクトマネジメントスキル」が挙げられます。これは、プロジェクト型の仕事をするコンサルタントにとっては当たり前ですが、コーポレート本部のメンバーにとっては馴染みが薄い内容です。
プロジェクトマネジメントのエッセンスと、経営層とのコミュニケーションのコツを、短時間でわかりやすく学べるフレームワークを提案いただいたことは、ポイントのひとつでした。また、研修当日だけで終わらないよう、習慣化・定着化を促すようなフォローアップの仕組みがあったことも好印象でした。

頭ではわかっていても、なかなか実践できない業務のコツを学べた
研修を実施してみて、いかがでしたか?
永田 様:当社コーポレート本部は、法務総務、経理財務、人事労務、採用教育、広報と、業務内容がバラバラです。また少人数ながら、若手メンバーもいれば、シニアマネージャークラスもいて、スキルレベルにも違いがあります。
そのようなむずかしい状況の中で、個々人の背景の違いを考慮しながら、質疑応答を交えて、柔軟にファシリテーションしていただきました。そのおかげで、メンバーそれぞれが気づきを得やすかったと思いますし、研修を通じて共通理解や共通言語をつくれたことは良かったと感じています。
武藤 様:今回の研修は、まったく新しい知識を学ぶというよりは、「頭ではわかっていても、なかなか実践できない仕事のコツ」を学べたことが良かったと思っています。困ったときに立ち返れる考え方を得たことで、今後は上位者による細かいモニタリングがなくても自分で問題に対処し、推進していける場面が増えることを期待しています。

ハンズオン支援から自立へ ー 自分で考えて動ける人材になってほしい
今回の研修を踏まえて、今後の展望を教えてください
武藤 様:創業以来の高成長な事業を、少数精鋭のメンバーで支えてきましたが、5年目のこのタイミングでコーポレート機能の強化に取り組んでいます。チームを分けてマネージャーを配置し、人数も昨年比で約2倍に増員する予定です。
これまでは経営層がハンズオンで支援してきましたが、今後の組織の成長を考えると、やがて限界が来ることは明らかです。コーポレートメンバーには、今後も組織の成長に応じて継続的に発生する課題を、自律的に抽出して解決できる人材になってほしいと思っています。
永田 様:そのような中で、今回初めてコーポレート本部メンバー向けに研修を実施してみて、多くの気付きがありました。
初回ということもあり、今回は全員参加としましたが、マネージャーとメンバーは分けて実施した方が、双方とも学びやすいというフィードバックが多くありました。また、業務内容やスキルレベルの違いから、研修内容を自分の業務に適用できたメンバーと、それがむずかしかったメンバーがいたことも事実です。
これまで、コンサルティングメンバー向けの研修は充実していた一方で、コーポレートメンバー向けの研修は未整備でしたが、定期的に研修を受けたいという前向きな声が上がったのは良かったと思います。
今後の計画に反映していき、メンバー増員とともに、研修や支援体制を整備することで、事業と組織の成長をしっかり支えられるコーポレート本部を作っていきたいと考えています。

(注:本文中の部署名・役職などは、取材時の内容であり、現在のものとは異なる場合があります)

